羊毛フェルトでマスコットを作る
羊毛フェルトを始めた。というのも、今保護している犬がいるのだが(この件に関してはまた書く)その犬が今換毛期を迎えている。
昔祖父母の家に犬がいたこともあって、換毛期の毛の量は、それでなくとも多いことを知っていた。だが、やはり驚くほど毛が出る。歩けば出るし、寝ても出る。これで、自然に抜けるのを待つだけでなく、ブラッシングも必要というのだから驚いた。ブラッシングすれば、もう1匹できるんじゃないかと思うほど毛が出てきた。調べてみれば、柴犬は特に多いらしい。
この数週間で、急激に暑くなったので、犬のためにもできるだけ取り除いてやろうと思うのだが、やりすぎも良くないらしい。難しいところだ。
少し前まで、ツーブロックのようになっていたのだが、今ではほとんど抜け落ち、かなりすっきりした。
犬の話ではなく。そう、毛が大量に出るのである。それで、いつだったか、犬の毛で、本人(本犬?)そっくりのぬいぐるみを作ったというのを思い出し、今になってようやく作り始めたのである。
手芸をあまり得意としない私には、フェルトというのはよく分からなかった。だが調べてみると、スターターキットは100円ショップに売っているし、どうやら初心者にもやりやすいらしい。ニードルと呼ばれる針でちくちくしているとできるという。
それならばやってみよう、とさっそく先日キットを購入し、始めたのだが、
説明の意味が分からない。もともと説明書を読むのを嫌うたちで、作り方の動画もろくに見ずに始めたのも悪いが、もっと簡単にできると書いてあったはずだ。
丸めて刺せばいい。やった。綿を刺しているだけだった。本当にこれでできるのか?そう思いながら刺した。綿を刺しているだけだった。
そういえば、キットの裏面の説明では、伸ばして巻きつけると書いてあったが、理解できなかったので飛ばした。そのせいか?
よくわからないながら考えてみた。おそらく、丸める段階で、ある程度固めなければならないのだろう。ギュッと伸ばすと確かに羊毛は固くなった。
まぁそんな試行錯誤を経て、なんとか球体を作った。あとはこれを続けるだけである。
ところで、前述したように、羊毛フェルトは、ニードルで刺して作るのだが、可愛げのある刺し方をしていてはひどく時間がかかるものだと、最初の段階で気がついていた。
だからとにかく刺しまくった。真剣に、ぬいぐるみになるだろう目の前の羊毛を刺しまくった。途中で、これはサイコパス育成キットか何かか?と思いながら。ぬいぐるみになるものをこうやって刺しまくるのはいかがなものか?と思いながら。
まぁそんな勢いで刺すし、今作っているものは小さいものだから、結構な勢いで指を刺す。これがまぁ痛い。
不器用ながらも裁縫針で指を刺したことがない私でも刺さる。
羊毛フェルトのニードルは、いろんな種類があるようなのだが、標準のものでも、少し平たくなっていて、ところどころにちょっとした凸凹がある。それが刺さるのだからまぁ痛い。それなのに傷跡をほとんど残さない。
少し厚めの紙で指を切ったときの感覚に似ている。
そんなこんなで今フェルトと犬の毛と格闘している。完成したらブログに載せたい。