幽霊船は海で踊る

一週間に一度、おすすめ本の投稿をしています。

図書館に行った話

 

久しぶりに近くの図書館へ行ってきた。

といっても、つい3週間ほど前に行ったのが、正しい意味での久しぶりだったのだが、今日は家に人がいたこともあって、多少ゆっくりすることができた。

 

図書館で働くようになってから、別の図書館に行くと、見るところが変わる。

例えば、どんな特集を組んでいるかとか、新刊はどんなものを入れているのかとか。

単純に書架を見るだけでも違う。

 

3週間前に訪れたとき、私の記憶に反して、書架が汚く感じていたのだが(そしてそれは変わりなかった)、やはり仕事など関係なく、本を見ているのは楽しい。

目的があって来たのだが、ついわくわくしてしまい、予定の冊数を大幅に超えてしまった。

2週間で読める冊数など知れているのに、やっぱり「今しかない」と思える本と出会ってしまうと、我慢できないのである。

 

自分の働く図書館でも、本の声を聞いているつもりだったが、慣れない図書館に行くと、ことさら声が聞こえてくるようだ。あちらこちらに引っ張りだこで、困ってしまう。

ただ、これが慣れない図書館だからなのか、それともあの図書館だからなのかは謎である。

はたして、私の勤める図書館は、そんなわくわくを届けられているのだろうか。