ショートカット
日曜日、髪を切った。
本当は2ヶ月前から切る予定はあったのだが、予約前日に犬がきたりなんだりと、いろいろあって今になってしまったのだ。
2ヶ月前から切りたかっただけあって、まぁ頭は結構な感じでもさもさだった。
担当してくれたお兄ちゃんにも「髪がなくならない」と言われるほどに。
ときどきそうするように、今回もばっさりと切った。頭の軽いのなんの。
昔から、髪を切るのは失恋したときだのというが、まぁ恋愛が絡んでいようがなんだろうが、一度思考をリセットするにはちょうどいい方法だとは思う。思いのほかさっぱりするし、なんだか思考が煮詰まっていたり、ストレスが溜まっていると髪を切りたくなるものだ。
ところで、髪を切るとき、私はスタイリストさんの指定をしない。放っておけば半年、あるいは1年切らないこともざらな私にとって、同じ美容院でも、行きつけ、といえるほどのものではないし、それだけ行かなければ、スタイリストが誰だろうがどうだっていい、というのが理由だ。
ところで、スタイリストというのは話しかけてくるものである。それがあまり好きではないのだが、向こうも仕事なので仕方ないのだろう。
閑話休題。
今回、運悪くも私のカットを担当してくれたのは、髪の毛が緑色のにいちゃんだった。
さして第一印象はないのだが(まったく気にもとめてなかった)、まぁこのにいちゃん、口がうまかった。
いや、本人から聞いたわけではなし、本音かお世辞か知る由もないが(まぁ仕事上お世辞だろう)、ショートカットが似合う!と褒め称えながら、とてもこだわってカットしてくれた(ようだ。私には違いが分かっていない)。
私のカットがどうであれ、ネギのにいちゃん(子どもからそう呼ばれているらしい。特定されたらどうしよう)があんまりにも楽しそうに切るもんで、事実私に似合っていようがいまいが、どうだっていいやと思っていた。
にいちゃん曰く、アッシュカラーが似合うそうだ。
正直、にいちゃんほどショートカットが似合うとも、髪の毛染めたら似合う、どんなカラーがいいだの言われてこなかったもので(私は髪の毛を染めたいと思ったことがないし)、へーそうなんだくらいにしか思わなかったが、にいちゃんがあまりにも楽しそうだったので、ちょっとだけ、染めるのもいいかもしれない、と思ってしまった。
にいちゃんの罠にまんまと嵌められたような気がする。
ところでこの記事は、カットしてくれたにいちゃんが楽しそうで良かった、という内容のものであり、よく言う(?)女性の「ナンパよくされてこまっちゃ〜う(自慢)」(大いなる偏見)みたいなものではない。そう勘違いされるのは誠に遺憾である。
こういうことを書くと余計に勘違いされそうだが。